私たちが子どもとの会話で気をつけていることは…
先取りしないこと
せかさないこと
ごまかさないこと
日常の中で、その子の感性や感覚を受けとめ大切にすることが、その子を丸ごと「ありのまま」尊重することにつながると考えています。
そして、それが自分以外の誰かや何かを受けとめ尊重できる心につながると考えています。
そんな私たちと子ども達の会話を紹介します。
Aちゃん(3歳6ヶ月)
「ねぇ、みて、だいぶ上手に漕げるようになったぁ!」とブランコの上から言っていた、いろんな表現ができるAちゃん。
寒さが近づき、日中鼻水が多くみられたAちゃんに帰りがけ、鼻の下が光っていたので、「鼻水でてたらかむんだよ」と話すと、一瞬考え込み…
「コレ、違うよ、口のやつだよ」
と一言。
ヨダレだと言いたかったAちゃんでした。
Aくん(2歳11ヶ月)
いつも、おもしろ発言でみんなを楽しい気持ちにさせてくれるAくん。何事にもポジティブ!
給食中に隣のお友達が早く食べようと焦っていたので、「焦らないで大丈夫。」と職員が声をかけると、まだ食べ始めたばかりのAくんが急に一言…
「Aくん、自信持ってる!」その言葉と表情に「でしょうね」とみんなが笑う一コマでした。
Nちゃん(3歳2ヶ月)
散歩先の公園で、砂遊びをしてきた時、ふとNちゃんがぽつり。
「虫、いなくなっちゃったね…」
「寒いから隠れてるのかもね」と職員が返すと…
「ジャンバー 着ればいいのにね!」
寒くなってきてもほぼ毎日散歩のももの木。寒い時はジャンバー着たほうがいいねと毎日の様に会話している事と繋がったのでしょうね。
Kくん(2歳2ヶ月)
食欲旺盛で、おかわりに意欲満々なKくん。最近は単語の発音がよく聞き取れる様になってきました。
一通り食べ終わり、「何かおかわりする?」と聞くと…
「ジンジン、オニ」とのこと…
煮物の中のニンジンと、オニギリを御所望でした。よく、分かりましたよ。
Cちゃん(2歳11ヶ月)
食事前の挨拶「いただきます」…
Cちゃんは、口を拭き、手を拭き、勢いよく「い・き・ま・す」とニッコリ。
「おしい!いただきます…ね」と職員が言うと、精一杯意識して…
「い・た・あ・き・ます!」
まるで、「か・め・は・め・はー」の様な力の入り方でしたが、その頑張りが素晴らしい!
日常の些細な会話に成長を見つけ、にじみ出る個性を大切に育んでいきたいと思っています。