絵本コーナーは子どもたちの発達や興味に合わせて、定期的に絵本を入れ替え、季節を感じられる物も置くようにしています。
短い絵本や、セリフや言い回しがリズミカルなものは、平仮名が読めないはずの子どもたちも、たちまち覚えて、子ども同士で読んでいることもよくあります。
絵本の他には短い詩を遊びの中で紹介する事もあります。
その一つ…「ミルクを飲むと僕になる」
ミルクをのむとぼくになる
たまごをたべるとぼくになる
やさいをたべるとぼくになる
パンをたべるとぼくになる
おかしいな おかしいな
たべるはしからぼくになる
短くわかりやすい言葉で書かれた詩ですが、ふと考えさせられます。
食べたものが自分を作っていくように、時間をかけてだんだんと変化しながら、それらしくなるのなら、子どもだけじゃなく、親も子どもを授かり、産み、育てる中で、いろんなことを子どもと一緒に経験し、喜んだり、葛藤したりしながら、だんだんと親になっていくのかもしれませんね。
子どもたちと一緒に身近な文学に触れながら、日々を豊かに過ごしていきたいですね。