バスに乗って、坂道を歩いて、階段を登って…
大きな枝を拾い、バナナみたいに曲がった松ぼっくりを見つけ、散歩中のワンちゃんに道を譲って…ようやく公園に到着しました。
ももの木の子ども達の散歩は、
「走って転んで」「しゃがんで立って」
の繰り返しです。
それが、大事だと思っています。
私達大人の中で、一度も転ばずに大きくなった人はいるでしょうか?
そして、なぜ私達大人は今、転ばずに歩け、転んだ時には自力で立ち上がれるようになったんでしょうか?
子ども達が自分の体と心を知ろうとする大事な時期に、周囲の大人が「カワイイからやってあげよう」「出来ないだろうから…」と肩代わりする行為、実は成長過程においては、余計なお節介と言う事はよくある様に思います。
子ども達は、大人と比べれば、まだ出来ない事や分からない事が多いかもしれません。
でも、それは劣っているということではありませんよね。
では、子ども達が生活を通して自分の体や心を知る為に必要な事は何でしょうか?
その一つは、「経験」だと思っています。
本当の意味で子ども達を「尊重」しようと考えるのなら、大人は知らず知らずのうちに、余計なお世話をして、その大事な「経験」を奪わないように気を付けていきたいですね。
きっと奪っているのは「経験」だけじゃない
意欲を… 主体性を… 想像力を…
転んだ時に手を貸すのは一瞬ですが、
立ち上がり方を学び、立ちあがろうとする気持ちに付き合う事は時間のかかるものです。
失敗も大切な経験の一つ!
子どもの周りの大人の皆さん!
「経験泥棒」に御用心!